最終決戦!SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング vs 眠れる巨人ズシン

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《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2500/守2000
光属性レベル5モンスター×3
このカードは自分フィールドのランク4の「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚の素材にできない。
(1):このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない。
(2):このカードが「希望皇ホープ」モンスターをX素材としている場合、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ5000になる。

《眠れる巨人ズシン》
特殊召喚・効果モンスター
星10/地属性/戦士族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
ズシンカウンターが10個置かれた自分のモンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、手札のこのカードをターン終了時まで相手に見せ、自分フィールドのレベル1通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターにズシンカウンターを1つ置く。
(2):このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):このカードがモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
このカードの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、そのモンスターの攻撃力+1000の数値になる。

血反吐を吐くほどめちゃくちゃ頑張って出す《眠れる巨人ズシン》。
レベル4モンスターを2体重ねるだけで出てくる《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》。

果たしてどちらが勝つのか?

まず、この両名の戦闘を決着させるには2つのルールを理解しなければなりません。
ここからはこの決戦の決め手となるルール2つについて過去の裁定やデータベース、事務局との電話を交えて読み解いていきます。

相手はカードの効果を発動できない vs 他のカードの効果を受けない

そもそもどちらの効果が勝つのか?

まず結論から言ってしまいましょう。
この効果勝負では「他のカードの効果を受けない」が勝ちます。
前例としては《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》vs《合神竜ティマイオス》があります。

《合神竜ティマイオス》
融合・効果モンスター
星10/光属性/戦士族/攻 ?/守 ?
「伝説の騎士 ティマイオス」+「伝説の騎士 クリティウス」+「伝説の騎士 ヘルモス」
自分フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードは他のカードの効果を受けない。
(2):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力・守備力は、フィールドのモンスターの一番高い攻撃力と同じになる。
(3):このカードが戦闘で破壊された時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地の「伝説の騎士」モンスター3体を選び、召喚条件を無視して特殊召喚する。

Q:相手の《合神竜ティマイオス》と自分の《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》が戦闘を行った場合、《合神竜ティマイオス》は効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。(16/04/11)

遊戯王の今のところの慣例として「効果を受けない」という効果は「発動できない」より上位に働く裁定があります。
例えば、《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》でモンスター宣言をされていても、カードの効果を受けない《毒蛇神ヴェノミナーガ》は効果を発動できる(12/04/26)ようです。

しかし、私はこの裁定に関して日本語的な疑問を持ちました。(ここから次章までは余談なので読み飛ばしても大丈夫です)

遊戯王では「相手プレイヤーに影響を与える効果」と「モンスターに影響を与える効果」というのはきちんと整理されています。
最近の裁定では

Q:《ソーラー・エクスチェンジ》の発動にチェーンして《精霊の鏡》を発動できますか?
A:いいえ、できません。プレイヤーがドローする効果だけではなく、デッキの上からカードを墓地へ送る効果があるからです。(16/01/28)

Q:《命削りの宝札》の発動にチェーンして《精霊の鏡》を発動できますか?
A:いいえ、できません。相手が受けるダメージが0になるという効果を含んでおり、プレイヤー1人のみが受ける効果ではないからです。(16/03/03)

というようにプレイヤーに対して影響する効果というのはかなり厳格に定められています。
つまり、私はこのテキストを見比べて思った疑問というのは、
「《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の効果テキスト「相手はカードの効果を発動できない」効果は相手プレイヤーに影響するものであり、実は相手プレイヤーは《眠れる巨人ズシン》の効果を発動する権利を失ってしまうのでは?」
というものでした。

まずこの疑問を解決するために事務局に以下のような質問をしました。

Q:自分フィールド上に《王宮の弾圧》が表側表示で存在し、自分の《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》で攻撃宣言を行いました。この時、自分は《リビングデッドの呼び声》を発動し、自分の墓地からモンスターを特殊召喚をしようとしました。相手はこちらの《王宮の弾圧》を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(16/04/11)

この質問でキーになるのは相手プレイヤーの発動権限です。
《王宮の弾圧》は相手から見て自分のカードではありません。
しかし当然、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》は「相手はカードの効果を発動できない」と、相手の発動権限を奪う為、発動できません。

この質問から得る答えは《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》は確かに相手プレイヤーの発動権限を奪う、ということです。
しかし、それならなぜ相手は《合神竜ティマイオス》の効果を発動できるのでしょうか?
効果を受けないのは《合神竜ティマイオス》自身であり、プレイヤーではありません。

しかし残念ながらこれについて正確な回答を得ることはできませんでした。
「そういうルールになっている」というような回答を得るに留まりました。
今回の勝負の結果とは直接関係無いのでこの話は置いておきます…
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の戦闘は終わってもコナミとの戦闘は終わりません。

強制効果 vs 任意効果

遊戯王では誘発効果が同時に発動する場合、チェーンブロックを組んで解決します。
チェーンブロックの組み方は以下のような決まりがあります。

①ターンプレイヤーの強制効果
②非ターンプレイヤーの強制効果
③ターンプレイヤーの任意効果
④非ターンプレイヤーの任意効果

一般的には後になればなるほど有利という認識が多いかと思います。
なぜならチェーンブロックは積み終わった側から解決するので後出しのほうが先に適用されるからです。

しかし戦闘になると話は変わります。
一番有名な例は「《オネスト》の打ち合い」でしょう。

《オネスト》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守1900
(1):自分メインフェイズに発動できる。
フィールドの表側表示のこのカードを手札に戻す。
(2):自分の光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。

「《オネスト》は先打ち有利」という認識は《オネスト》全盛期、ほぼ全てのプレイヤーが認識していたことだと思います。
一番最後に処理される《オネスト》は相手がどんなに攻撃力をあげていてもそれを上回るからです。(ダメージ計算時ではチェーンブロックは1回しか組めません)

話を戻しましょう。
今回の決戦でも同じことが起きます。

《眠れる巨人ズシン》「このカードがモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。」……強制効果
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》「このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。」……任意効果

つまり《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》がどんなに頑張ろうと《眠れる巨人ズシン》よりも後にチェーンブロックが組まれる、ということになります。
ということは…

ついに、決着

まず《眠れる巨人ズシン》の効果が発動、そして次に《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の効果が発動します。
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》が5000という圧倒的暴力を放つ中、
《眠れる巨人ズシン》は6000という《究極竜騎士》も青ざめる打点を叩き出し、
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》を粉☆砕します。やったね!

いやー良かった。
頑張って出した甲斐があったね!
守備表示の超重武者シンクロモンスターに殴られて即死するズシン様万歳!!


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