真竜と戦う前に知っておきたい!重複する召喚権と重複しない召喚権

今回は非公式な場では「召喚権」とも呼ばれている、「通常召喚の回数」について解説します。

まず始めに、知ってるようで知らないかもしれない「通常召喚」について簡単におさらいしておきましょう。

「通常召喚」のおさらい

「通常召喚」とは

通常召喚とはターンプレイヤーが自身のメインフェイズに1度だけ、手札のモンスターを「召喚」または「セット」する行動の事です。
その際に出すモンスターがレベル5以上の場合は、「アドバンス召喚」となり、レベルに応じて自分フィールド上のモンスターのリリースが必要になります。

「召喚」とは

手札のモンスターを表側攻撃表示で通常召喚する事です。

「セット」とは

手札のモンスターを裏側守備表示で通常召喚する事です。
『召喚』と言うワードこそ付きませんが通常召喚の一部ですので、「召喚」と合わせそのターンにはどちらか一方を1度しか行えません。

上記の通り、「通常召喚」はそのモンスターを出す際の表示形式によって、「召喚」と「セット」に分類されます。

召喚権が増える効果のグループ分け

おさらいで紹介した様に、本来であれば1ターンに1度しか行う事ができない「通常召喚(召喚/セット)」ですが、
カードの効果の中には通常召喚の回数を増やすカードが存在します。
それでは次に、召喚回数を増やすカード・効果について、カード例と共にグループ毎に紹介したいと思います。

グループ1.「通常召喚」の回数を特定の数にする効果

テキスト例:『このターン自分は通常召喚を~回まで行う事ができる。 』

1ターンに可能な「通常召喚」の回数を指定の数に増やす効果です。
通常召喚の回数が増える為、「召喚」も「セット」も指定された回数内では自由に行う事ができます。

カード例:《二重召喚》、《サモンチェーン》

  • 遊戯王カード DS14-JPM22 二重召喚(ウルトラ)/遊戯王ゼアル [デュエリストセット Ver.マシンギア・トルーパーズ]
  • 遊戯王カード 【サモンチェーン】 DE02-JP095-N ≪デュエリストエディション2≫

グループ2.「召喚」の権利を増やす効果

テキスト例:『自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに~モンスター1体を召喚(通常召喚)できる。』

ターン内の「通常召喚」可能な数にプラスして、「召喚」の権利を増やす効果です。
召喚可能なモンスターに指定がないカードも存在しますが、多くは特定の種族や名称を指定しており、
そのテーマ・デッキ内で展開力の底上げを担うカードとなっています。

特に『このカードが召喚・特殊召喚に成功したターン』と書かれているものは、
召喚・特殊召喚に成功した時点で適用される=後から無効できない為、
《エフェクト・ヴェーラー》等の効果も受けにくいと言う特徴があります。
有名所では《ヴェルズ・カストル》、《霊獣使いの長老》等がこの分類に当てはまります。

注意して欲しいのは、『通常召喚に加えて』とある様にグループ1の効果とは別々でカウントしますが、
『1度だけ』となるのでグループ2の効果同士は重複して適用されない事
です。

すなわち、《カラクリ小町 弐弐四》と《炎舞-「天枢」》両方が自分フィールドに存在したとしても、
通常召喚に加えて召喚できるのは【「カラクリ」モンスター】か【獣戦士族モンスター】どちらか片方のみとなります。
(通常召喚+《カラクリ小町 弐弐四》効果+《炎舞-「天枢」》効果による3回の召喚は行えません)

また、多くの場合は「召喚できる」効果ですので、裏側守備表示での「セット」は行えず、
表側攻撃表示での「召喚」のみとなります。(例外として《聖なる輝き》の効果適用中に限り、表側守備表示での召喚が行えます)
但し、《ジェムナイト・セラフィ》等は「通常召喚」を増やせるのでセットも可能となっています。

カード例:《鬼ガエル》、《ジェムナイト・セラフィ》、《BF-星影のノートゥング》、《光の霊堂》他

  • 遊戯王カード 【ジェムナイト・セラフィ】 DTC3-JP110-R ≪クロニクル3 破滅の章 収録≫
  • 遊戯王カード 【ヴェルズ・カストル】DS13-JPD08-N ≪ダークリターナー 収録≫

因みに、比較的新しい効果であり、初出は6期の《脳開発研究所》になります。

グループ3.効果の処理として「通常召喚/召喚」を行う効果

テキスト例:『~~発動できる。手札から~モンスター1体を召喚する。』

グループ1、グループ2の効果と違い、プレイヤーの行動ではなく、発動した効果自体の処理として「通常召喚」や「召喚」を行う効果です。
《ブリキンギョ》のような『手札からモンスター1体を特殊召喚する。』効果が「召喚」になったと考えて貰えればわかりやすいかと思いますが、
あくまでも通常召喚の範疇なので、上級モンスターを出すならばアドバンス召喚の為のリリースは必要になります。

また、チェーンブロックを組むとは言え「召喚」である事に変わりは無いので、
召喚成功時の効果も発動できる一方、その後の処理が無い場合(チェーン1で発動した場合等)は《神の宣告》と言った『召喚を無効にするカード』で無効になってしまいます

こちらは効果としての「召喚」ですので、グループ2の効果とは異なりテキストに指定がない限りは同一ターン内での制約はありません。
現在は禁止カードですが、《血の代償》を想像して貰えれば納得できるかと思います。

この効果も、特定のカードのみの召喚に限定しているカードが多く、デッキによっては非常に重要な展開の要となっている事もあります。

・【ヴェルズ】:通常召喚+《ヴェルズ・カストル》+《ヴェルズ・ケルキオン》
・【サンダー】:通常召喚+《OToサンダー》+《OKaサンダー》
・【妖仙獣】:通常召喚+《妖仙獣 鎌壱太刀》+《妖仙獣 鎌弐太刀》+《妖仙獣 鎌参太刀》

カード例:《血の代償》、《決戦の火蓋》、《ハーピィ・ダンサー》

  • 遊戯王カード 血の代償 (ウルトラレア) / デュエリストセット Ver.マシンギア・トルーパーズ(DS14) / 遊戯王ゼアル
  • 【 遊戯王】 ハーピィ・ダンサー ウルトラレア《 プロモーションカード 》 vjmp-jp076

こちらも初出の《血の代償》と類似カードである《決戦の火蓋》を除くと、2012年頃から増えてきた効果になっています。

また、マキシマム・クライシスで登場する「真竜」永続魔法・永続罠も(「真竜」モンスターのアドバンス召喚限定ですが)このグループ3の効果を持っています。

《真竜の継承》《真竜凰の使徒》……『(2):自分メインフェイズに発動できる。「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。』
《真竜皇の復活》《真竜の黙示録》……『(2):相手メインフェイズに発動できる。「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。』

  • 遊戯王カード MACR-JP054 真竜の継承(ノーマル)遊☆戯☆王ARC-V [マキシマム・クライシス]
  • 遊戯王カード MACR-JP069 真竜皇の復活(レア)遊☆戯☆王ARC-V [マキシマム・クライシス]

これらのアドバンス召喚する効果は、それぞれカード名指定で1ターンに1度しか発動できない効果ですが、グループ3なのでこれらの永続魔法・永続罠を発動した種類の数まで1ターン中にアドバンス召喚することができます。

まとめ

さて、個別の説明でも触れてきましたが、上記のグループ1~3が同時に適用される場合の
最終的な召喚可能回数は以下の様に考えて下さい。

召喚可能回数=グループ1(指定された回数まで)+グループ2(最大1回)+グループ3(発動した回数だけ)

グループ1:通常召喚の回数を指定した回数に増やす
グループ2:“通常召喚に加えて一度だけ”なので、グループ1とは無関係にどれか一つの効果だけを適用
グループ3:発動した効果の回数だけ召喚

つまり《サモンチェーン》、《ヴェルズ・カストル》、《炎舞-「天枢」》、《ヴェルズ・ケルキオン》、《真竜の継承》の効果がそれぞれ適用された場合は

グループ1:《サモンチェーン》3回通常召喚
グループ2:《ヴェルズ・カストル》1回召喚 or 《炎舞-「天枢」》1回召喚
グループ3:《ヴェルズ・ケルキオン》1回召喚  《真竜の継承》1回召喚

となり、最大合計6回まで召喚を行うことができます。

如何だったでしょうか。
環境のインフレが進むにつれ、召喚権を増やすカードも爆発的に増えてきています。
ここでしっかりルールを覚えて実戦で活かせて頂ければと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA